キョーラクシステムクリエート株式会社
長年のユーザー経験を活かしIBM i事業を多面的に展開、
オープン系との連携にも注力
注力している
製品・分野
IBM i用の業務アプリケーション開発
オープン系システムの開発、ならびにIBM iとの連携開発
IBM iインフラの構築・導入支援
設立:1998年
本社:大阪府大阪市
資本金:3000万円
代表取締役社長:高瀬 充博
従業員数:27名
売上高:10億1820万円(2025年1月)
IBM iユーザー企業から独立し
IBM iを主軸事業の1つへ
キョーラクシステムクリエートは、1972年にキョーラク株式会社のコンピュータ室として発足したのが発端です。キョーラク株式会社はプラスチック製品の製造・加工・販売を行う製造業で、タンク、エアコンダクト、荷室ボードなどの自動車部品や、マヨネーズなどの食品容器、医療用の各種容器、消毒液・洗剤などの工業容器など数多くのプラスチック製品を製造しています。
キョーラク株式会社のコンピュータ室は、1972年にIBM システム/3カードシステムを導入して以来、1983年のシステム/38とシステム/36、1990年代のAS/400とiSeriesなどと一貫してIBMミッドレンジ機を使い続けてきました。
キョーラクシステムクリエートがキョーラク株式会社から独立したのは1998年のこと。その時点からキョーラク株式会社との資本関係はありませんが、現在もキョーラク株式会社のシステム開発・運用・保守を一手に引き受けています。そして、キョーラク株式会社の現在のシステム部部長は、キョーラクシステムクリエートの執行役員である桑原康憲氏(東京支店長)が「兼任」の形で務めています。
キョーラクシステムクリエートは現在、次の3つの事業を主力事業としています。
◎IBM i用の業務アプリケーション開発
◎オープン系システムの開発、ならびにIBM iとの連携開発
◎IBM iインフラの構築・導入支援
そして、各事業とも、受託開発、IT要員派遣・IT作業支援、保守、パッケージ販売、ハードウェア販売などを行い、多面的に事業を推進しています。
モダナイゼーションとPowerVSが
IBM i事業戦略の要
IBM i関連の事業戦略は、「モダナイゼーション」と「Power Virtual Server」の2つです。これについて桑原氏は、次のように説明します。
「最近、RPG Ⅲでシステムを構築・運用してきたIBM iユーザー様から、IBM iをベースに新しいことをやるにはどうしたらよいか、というご相談をいただくことが増えています。その際にお客様から、新しいことをやるにはRPG Ⅲを捨てなければならないのかという話をお聞きすることがありますが、私どもは残すべきRPGはRPGのまま残し、改修や変更の多いシステムをJavaで書き換えることや、現行のRPGシステムとパッケージとの連携や外部の多様なサービスとの連携によるソリューションをご提案しています。
IBM iはデータベースマシンとしては極めて優れていますし、堅牢性・安定性はユーザーの方々が実感しているとおりです。そのIBM iの特質を活かしつつ、オープン系ソリューションのよいところを融合させていくのが、当社
の戦略です」
さらに「クラウドへの期待がお客様の間で高まっていることは、私どももひしひしと実感しています。当社のクラウド戦略は、オンプレミスからクラウドへ移行できるものは移行し、その上でオンプレミスとクラウドとのハイブリッド構成や、クラウド上での新たな拡張や展開をご提案することです。ただしクラウドは、オンプレミスと違ってさまざまな技術・知見が必要なので、技術を持つ特徴のあるパートナーと連携しつつ、お客様の求める解決策とそれを超える“プラス・アルファ”のご提供に努めています」と話します。
多様な言語・ツールを駆使し
オープン系事業を展開
桑原氏は同社の強みについて、「IBM iユーザーとしてスタートし、現在もIBM iユーザーとしての側面をもつこと」を挙げます。自社もIBM iユーザーで、キョーラク株式会社のシステムについては50年以上にわたり構築・運用・保守を担当しています。
IBM iと並んで強みとしているのが、多種多様なオープン系言語やツール、ソリューションに関する経験と実績です。これは「ソリューション一覧」をご覧いただければ一目瞭然でしょう。そして、これらのオープン系言語やツールなどを駆使して、IBM iをさらに賢く、さらに効率的に活用する方法をご提案し、IBM iのお客様をご支援しています。
キョーラクシステムクリエートは現在、AI・生成AIへの取り組みを進めています。
「まだ取り組みを始めたばかりですが、システム開発や運用・保守を高度化したり、業務部門ユーザーがITを難なく使いこなせる方法について研究しています。いずれはそれをお客様へ提供し、当社のビジネスにも一段と拍車をかけていきたいと考えています」と、桑原氏は抱負を語ります。