1月19日|2023年最初の幹事会が開催されました。IBMタイムでは「進化し続けるIBM i」を解説

iBIアライアンスの新年初の月例ミーティングが1月19日、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催されました。計16名が参加しました。

主なアジェンダは以下のとおりです。

・IBMタイム
・イグアスタイム
・2023年度の年間計画など

◎IBMタイム

「IBMタイム」では、日本IBMの久野 朗様(IBM Power事業部)から「2023年度IBM新体制」の紹介と「進化し続けるIBM i」と題する解説がありました。

久野 朗 様

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM Power事業部

2023年のIBMの新体制は、以下のとおりです(公表分のみ)。

●パートナー・アライアンス&デジタ パートナー・アライアンス&デジタル・セールス事業本部 専務執行役員
三浦 美穂 様

●テクノロジー事業本部 常務執行役員
村田 将輝 様

●コンサルティング事業本部 取締役副社長執行役員
加藤 洋 様

●Power事業部  事業部長  理事
原 寛世 様

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次に久野様は「進化し続けるIBM i」の解説に移りました。下の図表は、IBM iの前身であるAS/400と現在のIBM iとの技術を切り口にした比較です。

たとえばAS/400の発表当時のユーザーインターフェースは5250だけでしたが、現在は5250に加えて多種類のWebブラウザに対応し、スマートデバイスのUIにも対応しています。また5250はJavaベースのACSでも利用できます。

また外部システムとの連携方式では、AS/400ではAPPC、Socket、MQでしたが、現在はREST APIのほか多様な連携方式を選択可能です。久野様は、「REST APIについては5~6前からさまざまな場所で利用メリットをご説明してきましたが、最近になってようやく大きな盛り上がりを見せています」と話します。

さらに開発言語、開発ツールになると、AS/400時代と打って変わってバラエティに富み、多様な選択が可能になっています。特に開発言語ではオープンソース系言語への対応が着々と進み、開発ツールではIBM i Merlinが昨年5月に発表になっています。IBM i MerlinはRed Hat OpenShift上で稼働するという点でも画期的なツールです。

次に久野様は、IBM i上の基幹システムのモダナイゼーションを、IBM i上で実施したユーザーと、他プラットフォームへ移行して実施したユーザーとの満足度の比較を紹介しました。調査会社IDCによる2020年の調査です。

結果は、顧客体験、人材雇用と維持、API・モバイル・Webの使いやすさなど、すべての項目で、IBM i上でモダナイゼーションを実施ユーザーのほうが高い満足度を示しています。

 

久野様は、「IBM iとIBM Powerは、これからの未来も常にお客様と共にあります」と語っていました。

◎イグアスタイム

イグアスタイムでは、イグアスRPG研修サービス、IBMのパートナー向け新制度「Partner Plus」、仮想シリアル番号について説明がありました。

◎iBIアライアンス幹事会

iBIアライアンスの幹事会では、2023年の活動プランについて活発な議論がありました。討議は2月に持ち越しとなりましたが、さまざま決定次第、本欄でお知らせいたします。